コタネツケバナ
Cardamine parviflora L. アブラナ科タネツケバナ属
正直に話すと今までタネツケバナの仲間は避けてきた。同定はどうしても慎重にならざるをえないし、種子の翼や全体の毛の様子、実の付き方や葉の形までけっこうなポイントをつかまなければ難しかったからだ。このコタネツケバナはそんな中では比較的同定がしやすい。生え方が普通のタネツケバナの仲間とは異なり、茎が根元で分岐し、斜上する。この点だけでも同定可能だが、例えばおしべの数とか、全体ほぼ無毛とか、まぁ細かいポイントがある。でも、私が教えてもらったのはもっとえげつない方法。タネツケバナの専門家(千葉県植物誌のタネツケバナの項目の筆者)に教えてもらったのは、まず食べてみること。コタネツケバナの葉は辛みがあってなかなかおいしい。掲示板にも書いたが、観察会のあとみんなで持ち帰ったほどだ。ただ、この手の植物は下手に食べるとあたることもあるので、当然扱いには注意して欲しいものだ。
物の本にはヨーロッパ原産の帰化植物とされているが、千葉県植物誌によると利根川流域のものは在来の可能性も考えられるそうだ。自生環境が似通っている点を考えると確かにそういえるかも知れない。
2005/02/12 茨城県内にて Dimage A1
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