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2007年5月 2日 (水)

ヒトリシズカ

21Chloranthus japonicus Siebold
センリョウ科チャラン属

春先の、いわゆるスプリングエフェメラルと呼ばれる花たちが一段落した頃、白い歯ブラシのような花が地面から顔を出す。それがヒトリシズカ。白く清楚なたたずまい?を静御前に見立てたという。背の丈はせいぜい10cm~20cm、地面からにょっきり現れて白い花を咲かすが、環境に左右されやすく、このように一本ぽつりと花序を出し咲くこともあれば、2枚目のように群れとなって咲くこともある。こうなると風情云々とは言えない気もしてくる。
22_1

しかもこの株、よく見ると花が変だ。普通一株に一本分岐しない花序がたつだけなのだが、よく見ると明らかに二本あるように見える株がある。

23

拡大してみるとこんな感じ。栄養状態があまりにもよかったのか、花茎が2本に分岐しているのだ。どうも毎年でるとは限らないようだが、栄養状態がよくなるとこのような奇形がでるらしい。いい条件の時にたくさんの種子をつけようという戦術なのか、はたまたただ単に元気なだけなのかはわからないが、こういうのを見ると、野生植物のたくましさを感じずにはいられない。最近では生えるような環境が切り開かれ、かなり見かけなくなったが、ちょっとさがせばまだまだ健在だ。いつまでも春の林下の顔であって欲しい。

上 4月26日 千葉県内で撮影 OLYMPUS E-330 +35mmマクロ F8.0 絞り優先 4261577
中 4月21日 長野県内で撮影 OLYMPUS E-330 +35mmマクロ F5.0 絞り優先 4211395
中 4月21日 長野県内で撮影 OLYMPUS E-330 +35mmマクロ F5.6 絞り優先 
4211402

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